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毒親の悪影響【人間関係がうまくいかないのは、あなたのせいじゃないよ】

皆さんは、大切な人なのにわざと遠ざけようとすることってありませんか?

ふと、空白の時間が生まれて考え込むと

  • 僕はいない方がいいんじゃないか?
  • この人の人生にとって、僕はいらない存在?
  • 一緒に遊んでるけど、早く帰りたいんじゃないか?

と、ありもしないような事を考えたり。さらには「自分はダメ人間だ」と思い込んだり。

こんな考えではダメだ、ってわかっていても思い込みが始まったら止まらないんですよね。

僕もそうだから分かります。

親子関係に問題を抱えている人や過去の人間関係にトラウマがある人は、特に共感できるのではないでしょうか。

そんな悩みを抱える人たちに、この記事を通して伝えたいメッセージは、

「人間関係がうまくいかないのは、あなたのせいじゃないよ。」

今僕がこう思えるようになったのは、親友が真正面から向き合ってくれたからなんです。

今回はこの親友の話をベースに「毒親が与える、人間関係への悪影響」を紹介します。

(※記事序盤には「大切な人を遠ざけてしまった」体験談を書いていますが、結構ボリューミーです。「どんな悪影響があるの?」だけ知りたい人は「毒親育ちの悪影響【人間関係を壊すことも】」からチェックしてみてください。)

【体験談】親友との旅行でひどい事を言いました

人を遠ざけようとした事で、大切な親友(以下、A子)を失いかけたことがあります。

仙台へ旅行に行った時のこと。
A子は基本的に多忙なので、1日目の夜に用事が終わってから2泊3日の弾丸ツアーで行きました。

いつも通り話が絶えず、気づけばノンアルで夜中の3時くらいまで。
朝起きたら飛行機出発の1時間前になっていて「やばいやばい!」と、空港の中をダッシュしたのを覚えています。

A子とは、そんなイレギュラーも笑い飛ばせるような関係です。

ちなみに、A子は僕の家庭環境について全て知っています。

楽しい時間を過ごしていても「申し訳なさ」が頭をよぎる

無事仙台について楽しく旅行していたのですが、僕の中である気持ちがよぎりました。

今日、休みなしで来てもらってるんだよな…自分の時間も欲しいだろうに申し訳ないな…

トイレにひとりでいる時、ちょっと空白の時間が生まれた時など、考える余白があるだけで考えてしまいます。
一度考え始めたら、ズブズブと深みにはまってしまうのです。

こうなってしまうと、ありえないほど歪んだ考え方も当たり前にできてしまうのが怖いところです。

親友の愛情すらも疑ってしまう

僕は我慢できず、A子にこう言い放ってしまいました。

A子、本当は帰りたいでしょ?ごめんね。全然、別行動でもいいからね。

A子はボロボロと泣きながら、

なんでそんな意地悪なこと言うの?私はさとと来たかったからここにいるんだよ?さとはそう思ってないのに、なんでそんな試すこと言うの?

と返しました。それでもなお、僕は意地を張ってしまったのです。

すぐ謝ればいいものを、30分近く話をしてから謝りました。
仙台観光は続行しましたがA子の機嫌は変わらず。バカな僕は、今さら後悔の念に駆られていました。

「なんでいつもこうなんだろう。」

人間関係が上手くいかない原因は自分の育ちに起因する【気づき】

仙台城の高台で、遠くの街を眺めながら

なんで僕はいつもこうなんだろう。

とつぶやく僕に対して、親友が話をしてくれました。

さとは、きっと大人になるのが早すぎたんだよね。小さい頃から大人にならなきゃいけない環境で生きてきたから。子供のころ欲しかった愛情が今欲しいんだと思う。だからつい、大切な人の言葉も疑って試したくなっちゃうんだよね。
…!

A子の言葉がスッ、と腑に落ちました。

人間関係もギクシャクして、自分の必要性を感じなくなって、人の愛情すらも疑うようになった原因は、自分が生まれ育った環境に起因してるんだ。全部が自分のせいじゃないんだ。

このように解釈して

自分は、毒親育ちが起因して歪んだ思想にハマりやすい傾向にあるんだ!

と、認めることができました。

まずは「自分はこういうところがある」と認めてあげるだけで、大分楽になりましたよ。原因がわからないうちは自分を責めてしまいますからね。

愛情を疑う原因を教えてくれた親友への感謝

体だけは大人になって、いろいろな経験をしてきました。しかし、
子供の頃にはすでに「疑わない愛情」をどこかで諦めていたんだと思います。

  • 愛情に条件を付けられるのが怖い。
  • 嫌われるのが異常に怖い。
  • あとで「実は嫌われてた」と知るのが怖い。

だから、つい「本当は、僕のことをどう思ってるの?」と聞いてみたくなってしまう。つまり、愛情を疑ってしまうんです。

そんな僕にA子は、正面から向き合ってくれました。

  • 泣きながらでも叱ってくれる
  • 僕に大切にされている実感がある
  • 大切にしている事を真っ直ぐ伝えてくれる
  • 僕の欠点を一緒に想像して考えてくれる

胸のつかえが取れた気持ちと、A子の気持ちが嬉しかった気持ちで、23歳のオッサンがボロボロに泣いてしまいました。笑

その後はトラブルもなく、楽しく旅行を終えることができました。

大切なことを気づかせてくれたA子には感謝してもしきれません。A子はそのまま北海道に、僕は千葉に行きましたが、今でもかけがえのない親友ですし、これからも大切にしていきたい。

この記事を読んでくれている皆さんも、A子のように自分の汚い部分も見てくれる人は絶対に、絶対に自分から手放しちゃダメですよ。

毒親育ちによる悪影響【人間関係を壊すことも】

ふとした時に「あの人にとって、僕はいない方がいいんじゃないか?」と深く考え込んでしまうのは、珍しくありません。

そう思って、自分を責めてしまうこともあるでしょう。しかし、これだけは言っておきたい。

それは、自分のせいではありません。

なぜなら、幼いころから毒親に育てられたことで、無条件に注がれるはずの愛情が無かったことに起因しています。

虐待された子どもの心理的な影響に関する調査「虐待というトラウマ体験が子どもに及ぼす心理・精神的影響 」では、冒頭に以下の記載があります。

親などの保護者からの虐待という行為は、子どもの成長や発達にさまざまな影響を与える。

(中略)

虐待は、心理的あるいは精神的な外傷、すなわちトラウマと呼ばれている状態を生じ、子どもの心理的発達に深刻な影響を与える可能性があると言われている。

引用:虐待というトラウマ体験が子どもに及ぼす心理・精神的影響

僕のように、ふとした瞬間に「自分に時間を割いてもらうのが申し訳ない」と思ってしまうのは、子どもの頃に何らかの虐待を経験していた(している)のが原因かもしれないのです。

特に、人間関係に悪影響を与えるものを紹介します。

悪影響その1 好意を素直に受け取れない

毒親育ちの子どもは、大人になっても好意を素直に受け取れない傾向にあります。

具体的には以下のような状況に陥ります。(全て僕の経験です)

  • 褒められても、過度な謙遜をしてしまう
  • 好意を素直に受け取れない

など。

褒められ慣れていなかったり、怒られまい、と親や大人の前で「いい子」を演じ続けていたら、例え褒められても反射的に謙遜してしまいます。

いやいやいや!そんなことないよ!僕なんてまだ全然ダメだよ!

ちょっとした謙遜なら、まだかわいいものですが度を過ぎてしまうと褒めてくれた相手も不快にさせてしまいます。

悪影響その2 自尊心が低い

幼い頃から親にバカにされたり、暴言を吐かれたりしていると自尊心が低いまま大人になることが多いです。

虐待による子どもの影響についての論文では、以下の記載があります。

親は、「あなたが悪い子だから(自分は)叩くのだ」といったメッセージを発しながら子どもに暴力を振るうことが多い、幼い子どもは、親の言うことは常に正しいと理解する、そのため、子どもは親の虐待の原因が自分にあるものと理解し「悪い自己」と言うイメージを固定化させていく。

引用:虐待というトラウマ体験が子どもに及ぼす心理・精神的影響

つまり、親がどんなに理不尽でも、子どもは「親が正しい」と信じるしかありません。いつしかそれが癖になって「虐待される自分が悪いんだ」というマインドになってしまうのです。

自尊心の低さについては、親の虐待だけが問題ではなく教育環境・会社のパワハラなど様々なところに原因はありますが、

「100%自分のせい」なんてことはありません。

その時々の環境が、あなたの自尊心を低めているのかも…?そう思ったら、少し心が軽くなるかもしれませんよ。

悪影響その3 極端にネガティブな思想に入る

自尊心が低すぎると、ネガティブ思想がエスカレートすることがあります。

自分と話してても面白くないに決まってる
自分がいなくなっても、誰も悲しまないんじゃないか

このように、普段は想像しないようなことを想像してしまうんです。これが、自傷行為や自殺願望につながります。

僕の場合は、プライベートでトラブルがあった時に「もう、頼れる人がいない。自業自得だ」と視界が真っ暗になり、自殺未遂を2回行いました。

今では「この話はこの人に聞いてもらおう…」と言うように頼れる場所が増えました。それからは自殺未遂にまで手を出すことはなくなりました。

人間関係が上手くいかないのは、あなたのせいじゃないよ。

人間関係がうまくいかないのはあなたのせいじゃない。

親に虐待されたり、学校・会社でパワハラを受けたりと、外部要因が関わっていることが多いです。だから「100%自分が悪い」ってことはないんです。

まずは「人間関係がうまくいかないのは自分のせいじゃない」と言う理解から初めてみてはいかがでしょうか?

また、親しい間柄ほど

  • 人に心を開けない
  • 仲良くなったのに、わざと遠ざけてしまう
  • 恋人や配偶者も遠ざけてしまう

それはきっと「つまらない自分に付き合わせるのが申し訳ない」と言う、本人なりの”優しさ”かもしれませんが、

相手からすると「あなたに突き放されたようで寂しい」と思います。そして、人間関係が壊れていきます。壊れたあとで後悔するのは、自分です。

もしあなたに、この記事で紹介したA子のような「自分に本気で向き合ってくれる人」がいたら(これから出会ったら)、絶対に、絶対に自分から手放さないように。

そして、愛情を疑わないように少しずつ自分の考え方を修正していきましょう。